Underground Magazine Archives

雑誌周辺文化研究互助

山野一「食えませんから」(ガロ1993年6月号)

自分が初めてガロに投稿したのは83年だから もう今年で漫画家生活10年になる。 しかし偉そーに漫画家と言っても始めの2年は掲載してくれたのはガロだけ、よって収入はゼロ、アルバイトで飢えをしのいでいた。世間ではこーゆー人の事を漫画家とは言うまい。初…

鬼畜たちの倫理観──死体写真を楽しみ、ドラッグ、幼児買春を嬉々として語る人たちの欲望の最終ラインとは?

SPA! 1996年12月11日号所収 “[鬼畜]たちの倫理観”と題した鬼畜大特集。 ロリータ小説家の斉田石也、V&Rプランニング代表の安達かおる、『BUBKA』編集長・寺島知裕、KUKIの鬼畜レーベル餓鬼の山本雅弘、特殊漫画家の根本敬らにコメントを求め、ショップ「バロ…

百恵ちゃんゴミ箱あさり事件で有名になった自動販売機ポルノ雑誌『Jam』の編集長が明かすその秘密―わしらのフリークランド(宝島1979年12月号)

自動販売機雑誌 JAM 佐内順一郎 わしらのフリークランド 『Jam』って雑誌知ってる? 百恵ちゃんゴミあさり事件で有名になった自販機雑誌の帝王!とまではいかないけれど熱狂的なファンを持つ雑誌のニュー・ウェイヴ。その若き編集長(25)が公開する『Jam』の…

新人類世代の閉塞 サブカルチャーのカリスマたちの自殺/世紀末カルチャー 残虐趣味が埋める失われた現実感

新人類世代の閉塞 サブカルチャーのカリスマたちの自殺 60年代生まれ。高度経済成長の真っただ中で育ってきた「おたく」。ライフスタイルを生み出した世代である。いま、彼らにとって、生きにくい時が訪れているようだ。なぜ死を選ばねばならなかったのか。 …

マンガ狂い咲き かわいくってざんこくな本棚のペットねこぢるの飼い方/鬼畜なねこちゃんの何かがわかる本/特集ねこぢるマンガの生態(BUBKA1998年1月号)

マンガ狂い咲き 山野一 ~アセチレンからドブの上澄みまで特殊全般~因業製造工場へようこそ(BUBKA1998年1月号)

ねこぢるへの批評など - 知久寿焼+スージー甘金+土橋とし子+松尾スズキ+逆柱いみり+岡崎京子+黒川創+唐沢俊一+柳下毅一郎+青山正明+村崎百郎+根本敬+山野一

知久寿焼「ねこぢるうどんについて」 初出▶青林堂『月刊漫画ガロ』1992年6月号 にゃー子とにゃっ太の表情は微妙だ。 たとえば人間でいうと、喫茶店や飲み屋のテーブルをはさんで向かい合って話してるんだけど、そして相手の人は確かに自分にむかって喋ってる…

ねこぢるインタビュー「なんかシンクロしちゃってるのかな、とかたまに思ったりして」(文藝1996年冬季号)

ねこぢるインタビュー 「なんかシンクロしちゃってるのかな、とかたまに思ったりして」 ──漫画を描きはじめたきっかけは、どういうことですか。 元々は旦那(山野一氏)が漫画家で、それを手伝いたいといつも言ってたんですけど、ちょっとそれは無理なんで、…

山野一インタビュー「カースト礼賛」(ユリイカ総特集=悪趣味大全)

ユリイカ総特集=悪趣味大全 山野一インタビュー「カースト礼賛」 ── 一昨年(一九九三年)の暮れから昨年にかけては、 『混沌大陸パンゲア』(青林堂)、『どぶさらい劇場』(スコラ)、『ウオの目君』(リイド社)と三冊の単行本が刊行されましたが、『ウ…

ねこぢる追悼ナイト@新宿ロフトプラスワン(根本敬×白取千夏雄×サエキけんぞう×鶴岡法斎)

ねこぢる追悼ナイト ●根本敬(特殊漫画家) ●白取千夏雄(元ガロ副編集長) ●サエキけんぞう(ミュージシャン) ●鶴岡法斎(コラムニスト) かわいく、キャッチーなキャラクターと幼児独特の純粋な視点からの残虐性を併せ持つアブナイ作風で人気の漫画家、ね…

青山正明「六年四組学級新聞」第2回

青山正明「六年四組学級新聞」第2回 初出:突然変異(突然変異社)第3号 先月(10月)の17日、私は二階の自分の部屋で独り横たわり、友達ののんこから借りた「おはようスパンク」の第2巻を読んでいました。 すると突然何かおへその下の方に、うずくような感…

ねこぢるyインタビュー ねこぢる/ねこぢるy(山野一)さんにまつわる50の質問(文藝2000年夏季号)

ねこぢるyインタビューねこぢる/ねこぢるy(山野一)さんにまつわる50の質問 質問者:木村重樹(ペヨトル工房) 【1】まずは、故・ねこぢるさんにまつわる話を、山野一さんに伺えたらとおもいます。最初に、ねこぢるさんと山野さんの出会いみたいなことを(…

少女ヌード雑誌の変遷と現状分析『ヘイ!バディー』から『アリスクラブ』まで

ロリータ雑誌の現状分析/斉田石也 禁断の書!?のイメージがあるロリータ誌のたどってきた道を振り返ると、当時の世相、社会状況が見えてくる。いったいロリータ誌に人は何を見るのだろう。 ※以下の文章は、1997年に刊行された『ワニの穴3 エロ本のほん』(コ…

山野一ロングインタビュー 貧乏人の悲惨な生活を描かせたら右に出る者なし!!(東京公司編『危ない1号』第2巻 特集/キ印良品)

山野一ロングインタビュー 貧乏人の悲惨な生活を描かせたら右に出る者なし! 山野一の描く漫画の世界は、実に悲惨だ。その世界では人々は例外なく強欲でどうしようもなく愚かである。時として好感の持てる人物が登場することもあるが、そういった人には情け…

混沌大陸パンゲア刊行記念/山野一インタビュー(ガロ1994年2月号)

──表題を『混沌大陸パンゲア』としたのは、この中に収録されている「カリユガ」第1話の扉に書いてあるように、現代はヒンズー教の言うところの最末期の状態で、その時に破壊の神シヴァが宇宙を混沌に戻すということと、その最末期の状態のようなことが描かれ…

丸尾末広インタビュー(ガロ1993年5月号)

丸尾末広インタビュー(出典元:ガロ1993年5月号) 進学したって仕方がない ──丸尾さんはどんな少年時代を過ごしたのですか? 丸尾:家が超貧しかったんだよね。今思い出してみると、小学一年から六年までずっと同じセーター着てたんだよね(笑)。そんなこ…

花輪和一インタビュー(ガロ1992年5月号)

花輪和一インタビュー(出典元:ガロ1992年5月号) 親の呪縛 ──ガロ以外にも持ち込みをしたんですか? 花輪:当時池袋の印刷屋に勤めていてね、合間をみてはペン画のイラストを少年画報社なんかによく持ち込んでましたよ。でも「ダメ、ダメ」って言われて…。…

ねこぢるインタビュー「ゲームの世界に生まれたかった」(ガロ1992年6月号)

ねこぢるインタビューゲームの世界に生まれたかった(出典元:ガロ1992年6月号) ──本誌で好評連載中の「ねこぢるうどん」。作者である、ねこぢること山野夫人と山野一氏にインタビュー。山野氏の「ねこぢるうどん」への関り方や発想の源、そして山野漫画の…

トランスパーソナル心理学の現状と限界/果たして理論は禅を超えられるのか?(青山正明著『危ない1号』第4巻 特集/青山正明全仕事)

トランスパーソナル心理学の現状と限界/果たして理論は禅を超えられるのか? 青山正明 すべては絶頂体験から始まった かつて、心理学には二つの大きな流れがあった。ひとつは個々の無意識に分け入って、そこに病根を求めるフロイトの精神分析。もうひとつは…

イメージの治癒力──「諦観」と「リズム」でハイな毎日を(青山正明遺稿)

イメージの治癒力──「諦観」と「リズム」でハイな毎日を 青山正明 現在では、アジアの一部地域、南米や南太平洋の島々、東欧圏等にわずかに存在するにすぎないシャーマン。彼女たちが(シャーマンのほとんどは女性)、独自の方法で多くの人々の心身の病を治…

吉永嘉明『自殺されちゃった僕』解説:春日武彦「掟破り、ということ」

吉永嘉明『自殺されちゃった僕』 解説──掟破り、ということ 春日武彦 自分にとって大切な人が、しかも妻を含めて、次々にこの世を去って行ったとしたら、これはかなりのダメージを心に受けることだろう。おまけにその死が若過ぎ、自殺であったとなると。 そ…

眼孔姦にまつわる話──鬼畜系キャンパスマガジン『突然変異』にルーツを見る

今回のお題は御存知『眼孔姦』でございます。 早い話がアレを眼にブチ込むってだけのプレイです。 人間「穴」さえありゃマジで何でもエエんかっちゅうか、まさに妄想力の可能性を感じさせるイヤ~なプレイである。 生身の人間でやったら普通に死ぬので二次元…

日テレ版ドラえもん決定稿台本「のろいのカメラの巻」

●声の出演 ドラえもん - 富田耕生 のび太 - 太田淑子 スネ夫 - 八代駿 静香 - 恵比寿まさ子 ぼた子 - 野沢雅子 デブ子 - つかせのりこ シャマ子 - 吉田理保子 ママ - 小原乃梨子 パパ - 村越伊知郎 ●スタッフ原作 - 藤子・F・不二雄*1 脚本 - 井上知士 CD - …

鬼畜系サブカルチャーの終焉/正しい悪趣味の衰退

鬼畜や悪趣味は数十年間隔で定期的にブームになる。3つ挙げるとすれば、大正末期から昭和初期にかけてのエログロナンセンス文化、戦後混乱期に濫造されたカストリ雑誌群、そして世紀末の『危ない1号』*1を頂点とする鬼畜ブームである。 3つのブームは一見似…

「面倒くさい」は狂気の始まり

あーえーと ケラです。 精神科医の春日武彦先生と作家の平山夢明先生の対談本『「狂い」の構造』(扶桑社新書)を読んでます。人間の狂気というと、実は漠然としすぎて掴み所がない、といった印象ですが、本書ではそれらの理解の互助になると思います。 まぁ…

「差別を肯定してるわけではない」幼児特有の残酷性・ねこぢる

猫の絵柄で幼児特有の残酷性を描き人気を博した漫画家の故ねこぢるに対して「障害者差別だ許せねえ!」とムキになっておられる、ずいぶんと頭の固い良識な方がいらっしゃったが、まぁ色んな意見があるってのは良いとして、そもそも子供は酒乱のジジイや障害…

不幸論① 他人の不幸は「甘い蜜」あれば「まずい蜜」あり

他人の不幸は蜜の味、とはいうものの、メディアからは年がら年中、不幸なニュースが届けられては、ドヨーンと後味最悪な感覚を持ちつつ、いつしか忘れ、また…の繰り返しで御座いますよね。 一体何故でしょうか? 他人の不幸は蜜の味なはずなのに… もしかした…

4月21日 夢日記「出版界のガン・蟹江幹彦(青林堂代表取締役社長)登場!」

4月21日の夢日記を一昨日から書き起こそうと思っていたが気が進まなかった。端的に言って悪夢だから。でも書かずにはいられんので書きます。 カゴメ創業者の曾孫で青林堂代表取締役の蟹江幹彦社長が大学講義の教授としてズケズケ自分の大学にやってきた訳で…

大阪市西成区萩之茶屋あいりん地区に行って二泊三日泊ってきました(1日目)

HN.ケラこと大庭は2016年9月1日から3日まで西成区あいりん地区に滞在してきました。朝6時には大阪駅に到着。そこから環状線を経由して新今宮駅に7時ごろ到着しました。 まず環状線の電車に乗った時点で、なにやらファンキーでエネルギッシュなオッサンが車内…