Underground Magazine Archives

雑誌周辺文化研究互助

美少女コミック

日本初の男性向け同人誌『シベール』を考察する

1979年*1、第11回コミックマーケット(C11)にて、創作系ロリコン漫画同人誌『シベール』(無気力プロ内シベール編集部)創刊号が頒布された。 同誌は、男性向けエロ同人誌の記念すべき第1号として知られており、終刊直後から今日に至るまで、とにかく方々で…

最初それ(=ロリコン漫画)は邪道を自覚した遊びのはずであったが!?(蛭児神建)

最初それは邪道を自覚した遊びのはずであったが!? 蛭児神建 所載『ロリコンKISS』(1986年4月/東京三世社) まず最初に、漫画同人誌界が有った。漫画家予備軍の素人衆がとにかく自分が描いた作品を他人に見てもらいたいと、自費出版した本を持ち寄って売り合…

オタク・サブカル大放談「オタク最大のタブーに迫る オタクセックスとは?」(竹熊健太郎×岡田斗司夫)

竹熊健太郎×岡田斗司夫 オタク・サブカル大放談(4) オタク最大のタブーに追る オタクセックスとは? もてない、ロリコン、二次元コンプレックス……。 こと異性関係についてはオタクはあまりいいイメージがない。 彼らはセックスに何を求めているのか? 今まで…

マンションで開業した同人漫画誌即売に押し寄せる中・高生のロリコン嗜好(1982年当時におけるロリコンブームの考察)

『アサヒ芸能』1982年6月3日号所載 貼り合わせ・書き起こしする時間がありませんでした。近々修正します。

吾妻ひでおの『夜の魚』に見る80年代の不毛と地続きの今

大塚英志『教養としての〈まんが・アニメ〉』では吾妻ひでおの『夜の魚』という短編について10頁ほど紙幅を割いて取り上げている。 この作品は「吾妻本人の無意識」が非常に顕著に出ており、おそらく吾妻本人も大塚の指摘で、この作品の真価を知ったのかもし…

成熟した女を愛せないロリコン・ボーイの世界からキミは本当に脱出しているか(1982年当時におけるロリコンブームの考察)

(左から少女、四谷永一郎、沖由佳雄、早坂未紀、蛭児神建) (大衆週刊誌におけるロリコンブーム特集に言及した米沢嘉博の記事) 下記の文章は雑誌『GORO』1982年3月11日号に掲載された「ロリコン」についてのルポです。1982年春というと少女写真集やコミケ…

米沢嘉博「ロリコンブームに物もうす──そりゃカワイイ女の子は好きさ。でも、ちょっと考えてくれ──ファッションとしてのロリコンなんて歪んでると思わないか」(月刊OUT 1982年4月号)

隆盛するロリコンブーム(二次元コンプレックス)に警鐘を鳴らす故・米沢嘉博の記事。最下段にそれまでの流れも概説。 ロリコンブームに物もうす by 米沢嘉博 みのり書房『月刊OUT』1982年4月号 美少女キャラはうれしいが 疑似体験を重くするなんて 社会や世…

米沢嘉博「同人誌エトセトラ」第1回「シベール神話の誕生」

米沢嘉博が阿島俊名義で『レモンピープル』創刊号(1982年2月号)から休刊号(1998年11月号)まで18年間にわたり計187回連載していた同人誌紹介記事。創刊当初の題は「ロリコン同人誌ピックアップ」。'82年12月号のリニューアルから「同人誌エトセトラ」に改…

「美少女」たちを主人公にしたロリコンブームは、いま同人マンガ誌の世界で大盛況だ。『レモンピープル」を筆頭に同人誌的な季・月刊誌、単行本が、かつての『ガロ』『COM』のような勢いなのだ。

「美少女」たちを主人公にしたロリコンブームは、いま同人マンガ誌の世界で大盛況だ。『レモンピープル』を筆頭に同人誌的な季・月刊誌、単行本が、かつての『ガロ』『COM』のような勢いなのだ。 米沢嘉博 所載『朝日ジャーナル』1984年5月14日号 二年ほど前…

ワンダーキッズ(高木秀隆)/フェアリーダスト(吉田尚剛)インタビュー「ロリータアニメの創り手たち」──アダルトアニメの黎明期

インタビュー「ロリータアニメの創り手たち」 構成・秋野宴 所載『ビデパル』1985年1月号 ワンダーキッズ フェアリーダスト またまたくりいむレモンが美少女アニメの世界へ……連れてってあ・げ・る アダルトアニメは今年(1984年)7月以来今月迄ヒットチャー…

蛭児神建の引退宣言「魔界に蠢く聖者たち」「蛭児神建日記」ほか

魔界に蠢く聖者たち 蛭児神建日記/最終回 お坊さまになった元ロリコン教祖 魔界に蠢く聖者たち 蛭児神建 第60話/シー・ユー・アゲイン 所載『レモンピープル』1987年11月号 突然ですが……思うところあって、私はペンを折る決心をいたしました。だから勝手で…

吾妻ひでおと『漫画ブリッコ』の時代―ロリコンまんがの果たした役割(大塚英志「ぼくと宮崎勤の'80年代 第10回 マッチョなものの行方」)

ぼくと宮崎勤の'80年代 第10回 マッチョなものの行方 大塚英志 『諸君!』1998年7月号所載 (中森明夫の「おたくの研究」が初掲載された『漫画ブリッコ』1983年6月号) '80年代という時代の特異さは、男たちが作り、消費していく性的メディアが女性たちによっ…

漫画ブリッコ盛衰記─なつかしの業界ケンカ史

漫画ブリッコ盛衰記──なつかしの業界ケンカ史 美少女漫画の終末に到る道~誰もが気がつかなかった「昭和60年」の美少女漫画カタストロフ序章 池本浩一 所載『レモンクラブ』1991年8月号~12月号 (中森明夫の「おたくの研究」が初掲載された『漫画ブリッコ』…

米沢嘉博「病気の人のためのマンガ考現学・第1回/ロリータコンプレックス」(みのり書房『月刊OUT』1980年12月号)

病気の人のためのマンガ考現学/第1回 ロリータコンプレックス 米沢嘉博 所載:みのり書房『月刊OUT』1980年12月号 pp.96-97 さて、連載第一回目なので、このページの目論見を記しておくことにしよう。 同病相憐れむとか言って、病気の人にはなんとなく仲間…

ロリコン同人誌レビュー「幻の『シベール』伝説にはじまるロリコン同人誌の覚醒期を経て今日のブーム到来までをロリコン雑誌研究家・原丸太がドキュメント」

ロリコン同人誌レビュー(原丸太 with 志水一夫) 幻の『シベール』伝説にはじまるロリコン同人誌の覚醒期を経て今日のブーム到来までをロリコン雑誌研究家・原丸太がドキュメント 所載:アニメージュ増刊『アップル・パイ美少女まんが大全集』徳間書店 82年…

吾妻ひでお+谷口敬+野口正之+蛭児神建+早坂未紀+川本耕次「ロリコン座談会:ロリコンの道は深くて険しいのだ」

ともかくブームだそうである、美少女がだ。ならば、とその筋の“権威”の先生方に集まっていただいたわけですが……ああ恐ろしや、恐ろしや。 ロリコン座談会 ロリコンの道は深くて険しいのだ。 所載:ラポート刊『ふゅーじょんぷろだくと』1981年10月号「特集 …

大魔神・蛭児神建の怒り─なつかしの業界ケンカ史

大魔神・蛭児神建の怒り──なつかしの業界ケンカ史 池本浩一 (吾妻ひでおの漫画に登場した蛭児神建) この記事は池本浩一が1990年12月から1991年7月まで『レモンクラブ』(現『コミックMate』編集者の塩山芳明が90年代に編集していたエロ漫画誌)に連載して…

ロリコンマンガブームの裏に潜む現代社会の抑圧された性(吾妻ひでお・内山亜紀・千之ナイフ・川本耕次・高桑常寿・蛭児神建・原丸太)

ロリコン漫画ブームの裏に潜む現代社会の抑圧された性 このブームはどこからきたのか ロリマンガに火をつけた同人誌 ロリータ・コンプレックスとは 何故架空の少女を求めるのか? 空想じゃなくて妄想の世界…… ブームを作ったマンガ家たちは 女の子のロリコン…

ロリコンファンジンとは何か(80's創作同人とその周辺)──その過去・現在・未来 ロリコン同人誌界分布図の試み by 原丸太 with 志水一夫

ロリコンファンジンとは何か──その過去・現在・未来 ロリコン同人誌界分布図の試み by 原丸太 所載:『ふゅーじょんぷろだくと』1981年10月号「特集/ロリータ あるいは如何にして私は正常な恋愛を放棄し美少女を愛するに至ったか」pp.92-98 ロリコン誌3つの…

故・青山正明氏が『宝島30』で語ったロリコンにまつわるエトセトラ

日本を代表するサブカル雑誌『宝島』が1990年代前半に「単なるヌード雑誌」になってしまった頃、かつての『別冊宝島』編集部が中心になって『宝島30』というサブカル誌を立ち上げた。根本敬の『人生解毒波止場』やオウム事件のルポルタージュなど尖った内容…