ケラのブログ

身辺雑記

「差別を肯定してるわけではない」幼児特有の残酷性・ねこぢる

猫の絵柄で幼児特有の残酷性を描き人気を博した漫画家の故ねこぢるに対して「障害者差別だ許せねえ!」とムキになっておられる、ずいぶんと頭の固い良識な方がいらっしゃったが、まぁ色んな意見があるってのは良いとして、そもそも子供は酒乱のジジイや障害者(知的・身体など)を見たら「ママ~変な人がいるよ〜」って指さして普通に言っちゃうし、そもそも「ねこぢる」は差別を肯定している訳では無い

まぁ障害者の話を美化したり偽善ぶって描いてる奴の方がよっぽどヤバイと思うけどな。表面的な「善」しか疑わず、逆にモノの本質を突きすぎる存在に対しては、社会から抹殺しようとか、袋だたきにしようとか、作者の人格否定とかいう異常なヒステリーや良識ファシズムを引き起こす。こんな奴らってのは村崎百郎の言う、上っ面の正義を愛し、人を身なりや外見で判断したり、清潔で美しいものは愛するが醜いものや汚いものは思い浮かべるのも嫌いという「表層的にはとてつもなく上品な人々」が該当するんだろうな。

別に、ねこぢるは障害者の話を積極的に描いていた訳でも無いし、そういう描写を絶対に認めない奴は障害者の感動ポルノで満足しておけば?と思うよ。少なくともガロ系には全然向いてないから『ワンピース』とか、そのへんに転がってる「分かりやすい漫画」でも読んでれば良いよ、そんな奴。

街を歩けばコジキやキチガイも居るし、そうゆうのを漫画の世界に出すと差別云々と言われるのは逆差別だよね。その存在を認めてない訳だから。教育プロパカンダに洗脳されきって善と悪の単純な二項対立でしか物事を考えられない思考停止状態のバカにこそ、ねこぢるの漫画を与えるべきであると思うよ。まあ救いようが無い良識バカはまた額面通りに受け取っちゃてキーキー猿みたいに騒ぐんだろうけど。

まぁ、この話は置いといて、特殊漫画家・根本敬大先生の名著『因果鉄道の旅』の中で、大変胸がすく箇所があったので、ちょっとその部分を引用させてもらって、今日の所は〆させてもらいます。それでは、また必ず!

例えばPTAや女性人権擁護ナントカ団体のババアがAV見れば、そりゃAVってのはヒドイ物で糾弾されるべき代物だよ何しろ平口(広美)さんやアナル市原なんかが2人、3人で女の子を輪姦して、たて続けに顔面に精子かけたりするんだもん。そりゃPTAらが怒るのはもっともだ、けしからんよ、AV は

しかし、だからといってAVが間違っているって事ではない。この場合どうあれ、そういうババア達がAVを見た、という事が間違っているんだよ。

AVはひどい事をやってて、そのひどさがまた、良さでもあるんだけど、白と黒、善と悪の2元論でしか、モノを考えられない奴らには、AVは勿論(しおさいの里の)本多さんや勝新の良さは理解出来ないだろう。「美談」か「告発」か、どっちかの切り口でしか提示出来ないのがマスメディアの限界なんだろな。(文庫版 『因果鉄道の旅』344-345頁「しおさいの里」 より)

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単行本ってもう殆ど絶版なんだよね…もったいないね。。。