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鬼畜のカリスマ逝く! 青山正明追悼号/『サイバッチ』2001年6月19日20時45分配信

サイバッチ!】 鬼畜のカリスマ逝く! 青山正明追悼号 [06/19]20:45

今月17日、あの青山正明が逝った。

自宅の部屋で首をくくって死んだそうだ。昼過ぎ、部屋から出ないのを不審に思った母親が、ドアを開けると青山が天井からブラ下がっていたそうだ。恐るべし青山正明。死ぬときまで、ただでは死なない。俺たちに、ちゃんとネタを残す心使いを忘れてはいないのだ。

青山といえば、鬼畜のカリスマだ。慶大在学中には、今でも伝説として語り継がれるカルト・ミニコミ『突然変異』で華々しくデビュー。その後、エロ雑誌や株屋の雑誌等に雑文を書き散らかした後、80年代後半に海外カルト情報誌『エキセントリック』に参画。90年代初頭にチンピラ系シンクタンク「東京公司」を結成。

『危ない1号』『アダルトグッズ完全使用マニュアル』、別冊宝島シリーズでは『気持ちいい薬』『薬のウラが分る本』『裏ハワイ読本』などを編集・制作。

著書『危ない薬』(92年)は世間から大顰蹙を買い、『フォーカス』にその素顔を盗撮されたが、その後も版を重ね、現在ではジャンキーのバイブルである。

 

サイバッチ!】自体もそれなりの影響を受けており、その血脈を受け継ぐとではいかないまでも、いかがわしい鬼畜な血を数リットルほど輸血くらいのご縁はある。一応、そういうことなので、今号では、青山の腹違いの弟である、青山とおるに追悼文を書いてもらった。身近にいたものだから書けるちょっといい話が満載である。合掌……*1

●鬼畜坊ちゃん、青山正明の青春

基地外宅間守の屑親父が、「デス・バイ・ハンギング!」って言ったからって、あんたが首吊ることはないだろう。って、突っ込みも入れたくなる、青山正明、享年40歳。

でも、あいつ真性ロリコンだから、7人ものいたいけな少女が殺されたことが、バッドトリップの原因になったのかもしれないね。

で、横須賀育ちの青山君は、何と自衛官の長男であります。

幼少の頃から、それはそれは優秀なお子さんで、神奈川県のほとんどの中学が参加するというアチーブメント・テストとか何とか言うモンで、2年連続トップになったそうです。しかし、彼の偉いところは、アカ新聞の蛆虫13号みたいに、3度のオナニーを1度に減らすみたいな、せこいことはせず、3度のオナニーを5度にも6度にも増やして、オナニーパワーで成績をぐんぐん上げていったことです。

それで、オナニー済みのティッシュを隣の家の屋根にポンポンと投げていったものだから、隣家の雨樋はザーメン臭いティッシュでいっぱいになってしまったんだそうです。

そんなせんずり力のおかげで、見事、慶應義塾大学法学部入学!

ある時、母校(中学校)の女子運動部の部室から下着を盗むことを思い立ち、夜中にこそこそ忍び込んでいきました。暗いのでそこら辺にあった紙に火をつけて下着をあさりました。後で燃やした紙を良く見ると、少女たちが地と汗と涙で勝ち取った賞状の数々だったそうです。

翌日、青山君は戦利品のブラジャーを密かに着けて大学に出かけました。で、部室(ジャーナリズム研究会かなんか)でそれを見せびらかすと、「奇遇だね、青山君」って、他にもブラジャー着けてる奴がいたんだそうです。恐るべし、慶応義塾大学とジャーナリズム研究会(かなんか)。

入学当初は第一勧銀マンを目指して「優」をせっせと蓄えこんでいた青山君も、本性は争えず差別ネタ満載のミニコミ『突然変異』に参加し、どんどん人生を踏み外していきます。

「不謹慎な雑誌だ」と文句をつけてきた椎名誠に、「じゃあ腕力で勝負だ!」と果たし状を突きつけたものの、相手は来ずに、決闘場所で待ちぼうけという武勇伝(?)も残されています。

そんな青山君も海外文化情報誌に関わったり、文名が上がったりして、海外(主に東南アジア)に行って、少女を買う機会が増えてきました。でも、彼には恐妻家の一面もあり、ばれないようにするのに必死でした。タイで買った少女に八重歯があり、フェラチオの時、ペニスに傷がつきました。日本に帰ってきてから彼はたいそう気に病み、結局エイズ検査を受けるのですが、その時もチンチンを火傷して病院に行ったんだけど、そん時、医師の使っていた布巾が血で汚れていたようだったから、とか苦しい言い訳していました。

でも、奥さんも人がいいからそれで通ってしまうんですね。

最初の奥さん(ロリ系)はデザイナーで、一時一緒の事務所で仕事してたんですが、その時は風俗行くのに苦労してましたね。奥さんが来ない日見計らって、吉原のソープにいそいそと出かけていました。「この巨乳の子いいだろう」ってナイタイで探して指名した女の子の写真を僕に見せびらかした、あの嬉しそうな笑顔が忘れられません。

「東京公司」結成後の愛憎ドラッグ渦巻く、情けなくも波乱の人生は、誰か他の人が『BURST』かなんかに書くでしょう。

二人も可愛い奥さんと結婚して、貢がせ、ファンの女の子にも手をつけてたみたいですから、僕や毒島みたいな三国人アパートでマスかいてる人間が同情するには及ばんでしょう。

ジャンキー、ロリコン、マザコンと三拍子揃った蛆虫の青山さん。

地獄でまたお会いしましょう。

 

P.S けれども青山君はセックスは弱かったようだ。
勝ったね。ワシ、毎日朝立ちするモンね。って、死人と争ってどうする。

 

*1:追伸

大月隆寛氏からメールが届いた。盗作事件がこれだけの騒ぎになっているのに、バックれてているクズ野郎の田口ランディと関係する言論封殺事件について、全部まとめて暴露してくれるそうだ。大月氏といえば、青山が女を取り合って泥沼に陥ってしまったK脇のかっての盟友ではないか。K脇も行方不明で死んだという話だが、青山の葬式の日に大月氏からメールが届くというのも皮肉な話である。