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雑誌周辺文化研究互助

震源地で大阪北部地震を体験して思ったこと

地震もそろそろ落ち着いてきたことだし、大阪北部地震が起きた時のことを回想してみよう。

地震発生時の8時前はまだ夜更かしして寝ていた。

そして緊急地震速報と同時に突き上げるような揺れで叩き起こされ、寝ぼける暇も地震だ!」と思う暇もなく、「あ!この世の終わりだ!」「宇宙が終わった!」とトチ狂っては布団の上で小さくなり、断末魔のようなものを心か声かで叫んでいた。

被害に遭った自宅は震源地帯にある高層マンション8階で、もはやP波どころの話ではなかった。実質、体感で震度6強はあったと思う。

そんでもって、頭を隠す暇も余裕もなかったのだが、小さくなってたことで四方から飛んでくる家具から奇跡的に逃れた。ほーんの数センチずれてたとしたら、きっと大ケガしてるかしていたろうし、もし頭上をめがけて家具が倒れたかもと想像すると、架空の痛みがリアルに感じられる。

弟の部屋も家具が倒れていて、すでに弟は出社していたが、もし寝ていたら、ひとたまりもなかったろうと思う。地震においては本棚が一番の凶器たりえるのだ。

とかなんとか偉そうに言ってみたが、震源地かつ直下ってもう何もできないし、ぜんぜん手も足も出ない。なおかつ今回の場合、下手に逃げたらケガをしていた。せめて出来ることはまくらで頭を守ることくらいだ。あー疲れた。

 

被害に遭った虫塚虫蔵のだらしない部屋







 

地震から2時間後ぐらいの摂津富田駅




 

茨木市の被害状況
瓦の落下、古寺の倒壊、壁の剥がれなど







(※上掲した画像の一部は手塚千夏雄のHNでWikipediaの「大阪北部地震」にもUPしました)