Underground Magazine Archives

雑誌周辺文化研究互助

2019-01-01から1年間の記事一覧

スーパーへんたいマガジンBilly伝説―誌面で流したウンチは200kg! 死体の数は300体! 日本雑誌史上最低最悪の変態雑誌! 毎号こんなどーしようもないクソみたいなド変態内容のため、ついに発禁をくらったBillyのすべてを初公開!

誌面で流したウンチは200kg! 死体の数は300体! 日本雑誌史上サイテーの雑誌! 幻の変態雑誌 Billy伝説 獣姦!ロ●ータ!レ●プ!切腹マニア!スカトロ!死体!奇形児! 毎号こんなどーしようもないクソみたいなド変態内容のため、ついに発禁をくらったBillyのす…

コアマガジン代表取締役社長・中沢慎一インタビュー 「おれは編集の才能はないけど才能のある人物を見抜くのが得意なの」

コアマガジン代表取締役社長 スーパー変態マガジン『Billy』編集発行人 中沢慎一インタビュー 「おれは編集の才能はないけど才能のある人物を見抜くのが得意なの」 インタビュアー:沢木毅彦 (出典:ワニマガジン社『エロ本のほん』1997年12月/絶版) 出版…

腐っていくテレパシーズ:角谷美知夫インタビュー

腐っていくテレパシーズは1970年代後半から1980年代前半にかけて活動していた天然サイケデリック・ロックバンド。中心人物は吉祥寺マイナー周辺のライブハウスで活動していたアンダーグラウンドなミュージシャンの角谷美知夫。1959年生まれの山口県出身のア…

エロ雑誌とオナニーと私―今をときめく天才編集者のエロ本原風景(青山正明)

エロ雑誌とオナニーと私 今をときめく天才編集者のエロ本原風景 青山正明 3度の飯よりオナニーが好きな私なのに、1日2回のオナニーしかできない寂しさよ…。いきなりダウンな出だしで恐縮だが、小学校5年生の夏の精通から数えて今年で26年、実に四半世紀以上…

三流エロ雑誌の黄金時代(ガロ 1993年9月号 特集)

特集 三流エロ雑誌の黄金時代 月刊漫画ガロ 1993年9月号 鼎談/高杉弾・末井昭・南伸坊「素人はバクハツだ!!」 いきなり編集長? ガロの作家は安かった! 豪快な作家たち。 いい加減も必要ですね。 座談会・根本敬+湯浅学(幻の名盤解放同盟)× 原野国夫(元…

鼎談/高杉弾・末井昭・南伸坊「素人はバクハツだ!!」

鼎談/高杉弾・末井昭・南伸坊「素人はバクハツだ!!」 全てはエロ雑誌から始まった!! 画期的な雑誌りで次々と話題をふりまく末井氏 アングラ誌の草分け的存在の高杉氏 そして70年代『ガロ』編集長をつとめた南氏の三快人がくりひろげる大爆笑鼎談!! いきなり…

対談企画『GON!』比嘉健二VS『危ない1号』吉永嘉明「卑屈でも鬼畜でも飯は食っていける!! 」

卑屈でも鬼畜でも飯は食っていける!! ザ・対談!!『GON!』比嘉健二VS『危ない1号』吉永嘉明 (比嘉健二) (吉永嘉明) 今、巷で話題の雑誌を仕掛けた張本人一人が、飲み屋で語った危ない編集裏話。あらゆる雑誌のスキ間を狙って活字世界に揺さぶりをかけるそ…

偉大なるロリコンの先駆者・杉本五郎(つゆき・サブロー)ロング・インタビュー 「日本のルイス・キャロルと呼ばれた男」

(水木しげる『墓場鬼太郎』『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する吸血鬼エリートこと霧の中のジョニー) (世界的フィルムコレクターとしての杉本五郎) (杉本五郎と大塚康生/1979年撮影) ある少女愛好家の告白 杉本五郎ロング・インタビュー ●以下の文章は、80…

マンガ、映画、雑誌、文学……を面白くする「Hカルチャーから育った天才・鬼才」(週刊『SPA!』1992年10月28日号所載)

マンガ、映画、雑誌、文学……を面白くする Hカルチャーから育った天才・鬼才 低予算、タイトなスケジュール、それに人手不足。Hメディアの条件は厳しい。 そのかわかり、制約は少なく、自由。個人の裁量も最大限、生かせる。 だからこそ、Hメディアで奔放な才…

非追悼 青山正明──またはカリスマ・鬼畜・アウトローを論ずる試み(村崎百郎の青山正明論)

非追悼 青山正明──またはカリスマ・鬼畜・アウトローを論ずる試み 村崎百郎 “サブカルチャー”や“カウンターカルチャー”という言葉が笑われ始めたのは、一体いつからだったか? かつて孤高の勇気と覚悟を示したこの言葉、今や“おサブカル”とか言われてホコリま…

スーパー変態マガジン『Billy』『TOO NEGATIVE』編集人・小林小太郎インタビュー

小林小太郎インタビュー ド変態から死体・畸形 何でもあり雑誌誕生! マニアの名を借りて社会をおちょくってる 一緒にやってる連中をいばりたいんだよ。 【世界播種計画―あなたの町に伺います】 【好きなことだけをやる―偉大な自己中心派】 【専門家が見ると…

追悼企画『危ない1号』編者・青山正明(故人)の世界

追悼企画『危ない1号』編者、青山正明【故人】の世界 その1 ミニコミ魂…史上最悪のキャンパス・マガジンでライターデビュー その2 変態……元祖ロリコン・ライターと呼ばれて その3 フリークス…精神の畸形?/肉体の異形? その4 カルトムービー……好きな作品は「…

ゲス、クズ、ダメ人間の現人神『危ない1号』編集長の青山正明氏に聞く!「この世に真実などない。だから、何をやっても許される」

ゲス、クズ、ダメ人間の現人神『危ない1号』編集長の青山正明氏に聞く! この世に真実などない。だから、何をやっても許される 一度解放されてしまった抑圧はもう元には戻せない。セックスもドラッグも全部やり尽くして「世の中、面白いことなんかないじゃん…

単行本第2弾を出版した青山正明インタビュー「本作りは芸、編集者もモノ書きも芸人ですよ」

単行本第2弾を出版した青山正明インタビュー 本作りは芸、編集者もモノ書きも芸人ですよ (取材・文/靍師一彦) 元『危ない1号』の編集人・青山正明が、ドラッグマニアのバイブル『危ない薬』に次ぐ、2冊目の単行本を出版。同時に過去の仕事と訣別し、新た…

青山正明の商業デビュー原稿「HOW TO LOLITA」

以下の文章は『Hey!Buddy』1981年12月号に掲載された青山正明(故人)の商業デビュー原稿です(引用者が確認したのはNDL所蔵のふゅーじょんぷろだくと編『ロリコン白書―ロリコン同人誌ベスト集成』の再録原稿のみで異同の有無は不明)。 本記事の中には不適…

故・青山正明氏が『宝島30』で語ったロリコンにまつわるエトセトラ

日本を代表するサブカル雑誌『宝島』が1990年代前半に「単なるヌード雑誌」になってしまった頃、かつての『別冊宝島』編集部が中心になって『宝島30』というサブカル誌を立ち上げた。根本敬の『人生解毒波止場』やオウム事件のルポルタージュなど尖った内容…

『ポピーザぱフォーマー』制作秘話―デジタル製作チーフかく語りき―

以下の文章は2018年に『ポピーザぱフォーマー』監督の増田龍治氏インタビューがニュースサイトで公開されて話題になった時、元制作チーフの村井昌平氏*1がTwitter上でひっそりと明かした制作秘話です。大変興味深い内容なので書き起こしてみました。また監督…

矢元照雄(国映創業者)インタビュー「日本最大のエロダクション国映とインディーズ映画プロダクションの時代」

矢元照雄(国映創業者)インタビュー 日本セクスプロイテーション映画興亡史 第2回 日本最大のエロダクション国映とインディーズ映画プロダクションの時代 取材・構成:鈴木義昭 協力:柳下毅一郎 『映画秘宝』2007年7月号所載 日本テレビ版『ドラえもん』を…

今では考えられない昭和時代のエピソード

電信柱が木でできてた 昭和のお祭りには「見世物小屋」と「ひよこ売り」は定番だった。 お年玉は、500円札とか100円札だった 医者がタバコ吸いながら診察してた 盆踊りで太鼓敲いてるのは、近所のやくざばかりだった。 待ち合わせに目印の一つに公衆電話の色…

人生 (ZIN-SÄY!) “電気グルーヴ”の原点、驚異のダンスバンド登場!

人生(ZIN-SÄY!) “電気グルーヴ”の原点、驚異のダンスバンド登場! (平田順子著『ナゴムの話 トンガッチャッタ奴らへの宣戦布告』所載/絶版) 1989年4月26日撮影。左から若王子耳夫、石野卓球、ピエール瀧、おばば(EX分度器) 電気グルーヴの前身バンドと…

伝説の編集者 青山正明氏のこと(夏原武・永山薫・斉田石也の追悼文)

伝説の編集者 青山正明氏のこと (ミリオン出版『ダークサイドJAPAN』2001年10月号所載) 私にとって友人でもあるが恩人でもあった(文◎夏原武) 不良ジジイになった青山正明を見たかった(文◎永山薫) 青山正明は極端に人間臭い人間達との関わりを何よりも…

『ガロ』のまんが道・白取千夏雄著『全身編集者』(おおかみ書房刊)の衝撃

白取千夏雄『全身編集者』(おおかみ書房刊)を読ませていただいた。 伝説の雑誌「ガロ」元副編集長が語り下ろした半生記・半世紀。 師・長井勝一との出会い、「ガロ」編集としての青春、「デジタルガロ」の顛末と「ガロ」休刊の裏側。 慢性白血病、最愛の妻…

鬼畜のカリスマ逝く! 青山正明追悼号/『サイバッチ』2001年6月19日20時45分配信

【サイバッチ!】 鬼畜のカリスマ逝く! 青山正明追悼号 [06/19]20:45 今月17日、あの青山正明が逝った。 自宅の部屋で首をくくって死んだそうだ。昼過ぎ、部屋から出ないのを不審に思った母親が、ドアを開けると青山が天井からブラ下がっていたそうだ。恐るべ…

さらばガセネタ―『ちらかしっぱなし ガセネタ In The Box』に寄せて(JOJO広重)

さらばガセネタ JOJO広重(非常階段) 人間とは裏腹な生き物だ。なければ欲しがるし、あれば欲しがらないくせに、またなくなると欲しがる。限定版のなんとか、とかはそういった類の心理をネタに商売をする卑怯なやり方だが、そもそも人間とはそういった姑息…

今の漫画には愛すべきクズが少ない

今の漫画には愛すべきクズが少ない 文◎虫塚虫蔵(Twitter @pareorogas) はっきり言って、今の漫画やアニメには人格破綻者やトラブルメーカー(平たく言えば愛すべきクズ)の割合が少ないように思える。 ひと昔前の漫画には、いじわるばあさんとか、イヤミ(…

高市由美・特殊漫画家 山田花子を偲んで──父・高市俊皓

1992年に投身自殺した伝説の漫画家・山田花子。彼女の生涯からは、ある種の“信念”とも“業”とも言える「何か」が見え隠れしてならなかった。彼女の父でトロツキストの高市俊皓(2012年没)の寄稿(山田花子著/高市俊皓編『自殺直前日記』あとがき)から山田…