Underground Magazine Archives

雑誌周辺文化研究互助

鬼畜系

伝説の鬼畜系ライター村崎百郎が遺したオウム論「ゲス事件/ゲスメディア/ゲス視聴者」&「導師(グル)なき時代の覚醒論」

地下鉄サリン事件のあった1995年、太田出版から『ジ・オウム―サブカルチャーとオウム真理教』というサブカルチャー系の文化人がオウム真理教を解説しまくる大変珍しいオウム本が出版された。同年デビューした鬼畜系ライターの村崎百郎も「ゲス事件/ゲスメデ…

山崎春美のスーパー変態インタビュー(連載第2回/明石賢生編)「ウンチでビルが建った!? 群雄社代表取締役 明石賢生」

山崎春美のスーパー変態インタビュー(その2/前科者編) ウンチでビルが建った(!?)群雄社代表取締役 明石賢生 第一回目のスターリンのミチローさんはヘンタイだけどちっとも変態ではなかった、というのが一部結論でした。群雄社の明石社長も、随分以前か…

「自殺されちゃった僕」刊行鼎談(吉永嘉明×山野一×根本敬)

前回の記事では『自殺されちゃった僕』著者の吉永嘉明と、ねこぢるの元夫で特殊漫画家の山野一の対談をご覧いただいた。 今回は特殊漫画大統領の根本敬を交えた、吉永嘉明×山野一×根本敬の貴重な鼎談(DVD BURST 2005年2月号所載)をご覧いただく(それにし…

対談◎吉永嘉明×山野一「自殺されちゃった僕たち【Vol.3】正しく失望せよ!」

今月は漫画家の山野一さん(ねこぢるy名義でも活動)をゲストに迎えての対談形式でお送りします。山野さんは約8年前、僕は2年半前に共に妻を自殺で亡くしています。同じ境遇の先輩として僕は妻に死なれた当時、山野さんにとても助けられました。2年と8年の違…

青山正明「ロリコンの恋ものがたり」『突然変異』創刊号所収

青山正明/ロリコンの恋ものがたり 昨今の街巷で、よくこんな会話を耳にする。 「おっ、いい脚してんなー、あの娘。」「胸もなかなかのもんだぜ。」 ここで話題のあの娘とは、まだ白パンのようなお尻をした、かわいい女子小学生。 今、東京中にロリコン人間…

唐沢俊一「一行知識」ホームページ 裏モノ日記 2001年6月の箇所に青山正明への追悼文

帰宅したら青山正明死去の情報。まだ本当かどうかわからないが、また葬式か、とぼんやり思う。驚きはするものの、 意外性がその死にこれほどまつろわぬ人間も珍しいのではないか。 青山正明関係の情報がとぎれとぎれながら入ってくる。てっきりクスリで体が…

貧困魔境伝ヒヤパカ - あとがき

小田急線沿いの郊外に引っ越した。ある夕方妻と二人で薬師池公園という所に行った。 バスが通っているはずなのだが、野津田車庫とか淵野辺とか境川団地とか、聞いた事もない行き先を掲げたバスが次々に来て、どれがその公園に行くのかわからない。案の定乗り…

山野一『混沌大陸パンゲア』解説/大塚恭司(TVディレクター)

『混沌大陸パンゲア』解説/大塚恭司(TVディレクター) 数年前、私は山野氏の前作『ヒヤパカ』と前々作『四丁目の夕日』を本屋で立ち読みしたことによって、それまでの人生で最長にして最悪の欝病から電撃的に解放された経験を持つ。 私は元来躁欝病質で、…

鬼畜たちの倫理観──死体写真を楽しみ、ドラッグ、幼児買春を嬉々として語る人たちの欲望の最終ラインとは?

SPA! 1996年12月11日号所収 “[鬼畜]たちの倫理観”と題した鬼畜大特集。 ロリータ小説家の斉田石也、V&Rプランニング代表の安達かおる、『BUBKA』編集長・寺島知裕、KUKIの鬼畜レーベル餓鬼の山本雅弘、特殊漫画家の根本敬らにコメントを求め、ショップ「バロ…

百恵ちゃんゴミ箱あさり事件で有名になった自動販売機ポルノ雑誌『Jam』の編集長が明かすその秘密―わしらのフリークランド

自動販売機雑誌 JAM 佐内順一郎 わしらのフリークランド 『Jam』って雑誌知ってる? 百恵ちゃんゴミあさり事件で有名になった自販機雑誌の帝王!とまではいかないけれど熱狂的なファンを持つ雑誌のニュー・ウェイヴ。その若き編集長(25)が公開する『Jam』の…

新人類世代の閉塞 サブカルチャーのカリスマたちの自殺/世紀末カルチャー 残虐趣味が埋める失われた現実感

新人類世代の閉塞 サブカルチャーのカリスマたちの自殺 60年代生まれ。高度経済成長の真っただ中で育ってきた「おたく」。ライフスタイルを生み出した世代である。いま、彼らにとって、生きにくい時が訪れているようだ。なぜ死を選ばねばならなかったのか。 …

マンガ狂い咲き かわいくってざんこくな本棚のペットねこぢるの飼い方/鬼畜なねこちゃんの何かがわかる本/特集ねこぢるマンガの生態(BUBKA1998年1月号)

マンガ狂い咲き 山野一 ~アセチレンからドブの上澄みまで特殊全般~因業製造工場へようこそ!(BUBKA1998年1月号)

ねこぢるへの批評など - 知久寿焼+スージー甘金+土橋とし子+松尾スズキ+逆柱いみり+岡崎京子+黒川創+唐沢俊一+柳下毅一郎+青山正明+村崎百郎+根本敬+山野一

知久寿焼「ねこぢるうどんについて」 初出▶青林堂『月刊漫画ガロ』1992年6月号 にゃー子とにゃっ太の表情は微妙だ。 たとえば人間でいうと、喫茶店や飲み屋のテーブルをはさんで向かい合って話してるんだけど、そして相手の人は確かに自分にむかって喋ってる…

山野一インタビュー「カースト礼賛」(ユリイカ総特集=悪趣味大全)

ユリイカ総特集=悪趣味大全 山野一インタビュー「カースト礼賛」 ─── 一昨年(一九九三年)の暮れから昨年にかけては、 『混沌大陸パンゲア』(青林堂)、『どぶさらい劇場』(スコラ)、『ウオの目君』(リイド社)と三冊の単行本が刊行されましたが、『ウ…

ねこぢる追悼ナイト@新宿ロフトプラスワン(根本敬×白取千夏雄×サエキけんぞう×鶴岡法斎)

ねこぢる追悼ナイト ●根本敬(特殊漫画家) ●白取千夏雄(元ガロ副編集長) ●サエキけんぞう(ミュージシャン) ●鶴岡法斎(コラムニスト) かわいく、キャッチーなキャラクターと幼児独特の純粋な視点からの残虐性を併せ持つアブナイ作風で人気の漫画家、ね…

青山正明「六年四組学級新聞」第2回

青山正明「六年四組学級新聞」第2回 初出:突然変異(突然変異社)第3号 先月(10月)の17日、私は二階の自分の部屋で独り横たわり、友達ののんこから借りた「おはようスパンク」の第2巻を読んでいました。 すると突然何かおへその下の方に、うずくような感…

少女ヌード雑誌の変遷と現状分析『ヘイ!バディー』から『アリスクラブ』まで

ロリータ雑誌の現状分析/斉田石也 禁断の書!?のイメージがあるロリータ誌のたどってきた道を振り返ると、当時の世相、社会状況が見えてくる。いったいロリータ誌に人は何を見るのだろう。 ロリータ雑誌って何だ? 過激の一語だった黎明期 M青年の事件と第二…

山野一ロングインタビュー 貧乏人の悲惨な生活を描かせたら右に出る者なし!!(聞き手・構成/吉永嘉明)

ロングインタビュー山野一 貧乏人の悲惨な生活を描かせたら右に出る者なし! 山野一の描く漫画の世界は、実に悲惨だ。その世界では人々は例外なく強欲でどうしようもなく愚かである。時として好感の持てる人物が登場することもあるが、そういった人には情け…

混沌大陸パンゲア刊行記念/山野一インタビュー(ガロ1994年2月号)

──表題を『混沌大陸パンゲア』としたのは、この中に収録されている「カリユガ」第1話の扉に書いてあるように、現代はヒンズー教の言うところの最末期の状態で、その時に破壊の神シヴァが宇宙を混沌に戻すということと、その最末期の状態のようなことが描かれ…

吉永嘉明『自殺されちゃった僕』解説◎春日武彦「掟破り、ということ」

吉永嘉明『自殺されちゃった僕』 解説──掟破り、ということ 春日武彦 自分にとって大切な人が、しかも妻を含めて、次々にこの世を去って行ったとしたら、これはかなりのダメージを心に受けることだろう。おまけにその死が若過ぎ、自殺であったとなると。 そ…

眼孔姦にまつわる話──鬼畜系キャンパスマガジン『突然変異』にルーツを見る

突然変異社『突然変異』Vol.3/1981年11月15日発行 お年始ボランティアの薦め(奥中亜紀) お年始ボランティアの薦め/奥中亜紀 1. 一年をふりかえって(新年への決意) “完全参加と平等”をテーマに健常者と障害者が、がっちりとスクラム*1を押し進めてきた…

鬼畜系サブカルチャーの終焉/正しい悪趣味の衰退

鬼畜系サブカルチャーの終焉/正しい悪趣味の衰退 虫塚虫蔵 日本悪趣味史概説 では90年代の「悪趣味」とは何だったのか? さいごに 付記「日本悪趣味文化の歴史的変遷」 日本悪趣味史概説 鬼畜や悪趣味は数十年間隔で定期的にブームになる。3つ挙げるとすれ…